日記2 - 思い出したこと

ENo.68.寝村ラムネ / 作成:2026/08/28 05:43 / 更新:2026/08/29 20:12
今日、思い出したことが一つありました。
私、大学で登山サークルに入っていたんです。
すっかり忘れるようなことにしては不自然ですから、私が思い出せないこと…死因とか…に関連しているのでしょう。

ここには本当に色んなひとがいて。
死んだときのことをしっかり覚えているひともいれば、なにも思い出せない、というひともいます。

私は少し思い出せただけ幸運かもしれません。

不運かな。


この世界で色々なお話を聞いていて、みなさん大切な人がいるんだな、とわかることが何度もありました。
あたたかい気持ちになることもありましたが…
よく考え…なくても、ここは死後の世界なので、みなさん死んでしまっていて。
もう会えないひと達の話なんですよね。

私はどうだろう、と思うと。
不思議なことに、ここで特別に名前や関係性を挙げられるようなひとは…思い浮かびません。
思い出せないのではないんです。
この死後の世界でも心の拠り所にしたり、切実に懐かしんだりするようなそんなひとは、私にはいなかった…

私は幸運なんだと思います。
死んだ後まで離別を味わわされる責め苦が、少し軽くなります。

ここってそういう場所なんでしょうか?