05_未練ありき、故に決断する
決めた。
私は――
ナポレオナス・アレクサンテリ・イリァコス・ヒルデブラントは、祖国 へ戻る。
其れが例え、彷徨う亡霊 と成り果てる選択だとしても。
今、自分に残る未練を、無視する事は、出来ないから。
父上、母上、私はとんでもない親不孝者です。
本来選ぶべき選択 を捨てて、自ら魔道に堕ちる息子で、ごめんなさい。
其れでも。
其れでも――私は。
ヒルデブラント帝国の皇帝として。
せめて、祖国と民を見守りたいのです――
私は――
ナポレオナス・アレクサンテリ・イリァコス・ヒルデブラントは、
其れが例え、彷徨う
今、自分に残る未練を、無視する事は、出来ないから。
父上、母上、私はとんでもない親不孝者です。
本来選ぶべき
其れでも。
其れでも――私は。
ヒルデブラント帝国の皇帝として。
せめて、祖国と民を見守りたいのです――