では一度、終幕を

ENo.42.『狭間』 / 作成:2026/08/30 17:47 / 更新:2026/08/30 17:47
「………」

聖域に向かう途中、
ふと花畑が見えた

………
最後かもしれない、だから…
祈ろう。
俺を愛してくれた全ての人達に!

「アルカノイド」
「弱い俺を、ずっと守ってくれた竜よ」
「……ありがとな、そして、ごめんな」 

「アルケミスト」
「あんたの術と矢で、ずっと助けられていたんだよ」
「今、どこにいるんだ?アンタは。」

「ポーラ、テッド」
「二人揃って、俺らの冒険を支えてくれてありがとな」
「あんたらもジジイババアになってるかもしれねぇけど ずっと平和に暮らしててくれよな!」

「アーロン」
「日本人?の人と結婚したんだって?近藤という名字の人に」
「きっと君の息子は誰にも負けない騎士になるよ、見守っているよ」

「アッシュコア」
「雷の龍として、今もあなたは空をとんでいるのかい?」
「結局俺はアンタに勝てることはなかったな」

「………そして、その他のみんな」
「俺はたくさんの冒険を、いろんな人たちや外来者から 助けを得て」
「物語を完走できたんだ!!」

「ありがとう!!!!!」


祈り、一つ。
そしてもう一つ。

「……でも、俺には」
「まだ足りない人が、いるな」

「凛くん」
「来世で出会ったら、うざったらしいくらいに 羨ましいくらいに」
「あのこと…彼女と幸せになれよ…」
「これは切なる願いだ…学生生活…もっと楽しめよ。」


「……フィレンツォ」
「アンタの運命の行く末は…少しだけ残念だったけど」
「それでも、世界を守るために歩き出したあなたに」
「敬礼を」


「……ディア」
「おいしいコーヒーや、歌を…慰めを」
「ありがとう。来世でまた会えたときはきっと、君は鳥じゃないけど」
「人として、大切な人と向き合えてる姿を見せてくれ」


「……」

俺の物語は望郷の彼方に
それでも何も、悔いはないよ

……ありがとう

みんな!!!!ありがとな!!!!!