◾︎◾︎は流転しない。
思い出した記憶はどれも幸せなものばかりで。
けれど、その場には戻っては行けない気がした。
ほんの僅かな時間かもしれない。
もしくは、無限にも近い時間が過ぎ去ってしまったのかもしれない。
分からなかった。けれど。その節々はファインダーの向こう側のようだった。
……記憶というのがアルバムだとしたら、
それはとても長い間開かれていなくて。欠片だけで、
色あせていて、幸せそうなものだった。
自分自身はと言うと。
そのアルバムの古ぼけた数枚の写真から、
自分の体が復元されたような気がしていた。
そう、構築する要素が空っぽ、と言うよりはどうにも欠けていて。
けれど、それは僅かな未練なのかもしれなかった。
その思い出が、薄く魂を引いていた。
かつての後悔と遠く。
後悔は遠く、遠く、消えないでそこにある。
けれど、それは全て悪い物じゃなかったからですよ。
起点は確かにどん底でした。けれどそこから
ふざけて、楽しんで、自由にして。
思い出のアルバムは積み重なって、また会おうと言った人が増えて。
時々、居なくなった冒険者を思って、
なんとなく自分はまだいる気はしていたけれど。
それはずっと続くものではなく。
さて、自分の最期と言えば。
…………思い出してはいる。
思い出した。
そう、思い出して。
尚更、かえる ことが出来なくなった。
区切り線は自分で付けてしまっていたからだ
それがまた、巡りに帰っていくのは違う気がした。
だからこそ、地の底へ。
地の底ではなく、ただ苦しい、無の空間かもしれない。
けれど、このあわいから、立ち去れば
また戻ることも無く。
考え続けよう、思い出そうとしよう。
忘れたなんて言わない為に。
けれど、その場には戻っては行けない気がした。
ほんの僅かな時間かもしれない。
もしくは、無限にも近い時間が過ぎ去ってしまったのかもしれない。
分からなかった。けれど。その節々はファインダーの向こう側のようだった。
……記憶というのがアルバムだとしたら、
それはとても長い間開かれていなくて。欠片だけで、
色あせていて、幸せそうなものだった。
自分自身はと言うと。
そのアルバムの古ぼけた数枚の写真から、
自分の体が復元されたような気がしていた。
そう、構築する要素が空っぽ、と言うよりはどうにも欠けていて。
けれど、それは僅かな未練なのかもしれなかった。
その思い出が、薄く魂を引いていた。
かつての後悔と遠く。
後悔は遠く、遠く、消えないでそこにある。
けれど、それは全て悪い物じゃなかったからですよ。
起点は確かにどん底でした。けれどそこから
ふざけて、楽しんで、自由にして。
思い出のアルバムは積み重なって、また会おうと言った人が増えて。
時々、居なくなった冒険者を思って、
なんとなく自分はまだいる気はしていたけれど。
それはずっと続くものではなく。
さて、自分の最期と言えば。
…………思い出してはいる。
思い出した。
そう、思い出して。
尚更、
区切り線は自分で付けてしまっていたからだ
余談として。
崖から落下して、死んだものかと思っていた。けれどそれは違った。
幸いにも落下しても、生きながらえていた。
………人じゃなくなっていたけれど、
それに気がつかないで、暫く過ごして。
ふと、自分は危ないことも多かったな、なんて思い返して。
それで記憶の糸を辿れば、人の形でも、人でないことを思い出して、
人で無い事実を受け入れられなくて。
また、動揺して。
同じような崖が見えて。それで。
幸いにも落下しても、生きながらえていた。
………人じゃなくなっていたけれど、
それに気がつかないで、暫く過ごして。
ふと、自分は危ないことも多かったな、なんて思い返して。
それで記憶の糸を辿れば、人の形でも、人でないことを思い出して、
人で無い事実を受け入れられなくて。
また、動揺して。
同じような崖が見えて。それで。
それがまた、巡りに帰っていくのは違う気がした。
だからこそ、地の底へ。
地の底ではなく、ただ苦しい、無の空間かもしれない。
けれど、このあわいから、立ち去れば
また戻ることも無く。
考え続けよう、思い出そうとしよう。
忘れたなんて言わない為に。