"白色の髪の少年"

ENo.3.白色の髪の青年"アクア" / 作成:2026/08/31 02:06 / 更新:2026/08/31 02:07

川のようなものに、灯篭のようなものが流れている。

もしくは雪の中に宿がある。

いや、海辺だった気がする。

違う、

森の中の宿がやっぱり居心地が良かった気がする。

とはいえ、自分がどんちゃん騒ぎしていた記憶はあるけれど。



宇宙を見た。ちがう、見ていない。

この宇宙は、外の宇宙で。神様とか、違う宇宙の人の方。

そういえば、彼らは不老不死を名乗っていたな、

果てに行ったとか、なんだとか。



カメラを持っていた。

それで、人が賑やかに、楽しそうに過ごしている様子を

何枚も、何枚も。…撮ったら、また、皆の元に歩いていって。




どういう訳か、地獄におにぎりが転がっていた。

なぜかは知らないけれど、あるのだから仕方ない。

けれど、今更無かったことにしては行けない、そんな気持ちになった。



皆の元に行けば、今日はお祭り騒ぎだった。

様々な冒険者がいた。

それこそ、水や肉でも驚かなくて良かったなって今なら思えた。

それで、皆、様々な事情があって、この場にいたけど、

たまたま、そうして集まっていた、一期一会から重なる偶然。



かつての後悔と遠く、真似事をしていた。

その真似事は知らない間に弾丸になっていたらしい。

モダンに、それでいてきらきらと。

けれど、流れ星が落ちて死んだらしい。



色んな人と話して、時には怒られて。

その事実は無かったことにしてはいけない。

けれど、申し訳ないから帰れない。

今になって姿を見せることはできなかった。

かえることはしたくなかった。

だから

「…じゃあね!」

少年は、その皆が集まった場所から。


違う。

青年は、その記憶の夢から立ち去って行った。

おやすみなさい、さようなら。

楽しい思い出だったよ。

……あの場所も、ここあわいも。

アクアって名前を貰ったことも、

探偵になる!と言って記憶を探してくれることも

素敵なものを探そうと約束したことも

犬を撫でたことも、

どうすればいいだろうと思考し続けた事も

知らない世界の技術に興味深くなったことも。

確率だなんて言って木の実を食べたことも、



最後に、写真を撮れたことも。

全て。全てね。