チャプター██
バディを組んだ。相手は加入直後の新人。推薦ではなくて、偶然会って誘ったらOK貰った。
名前は掃除屋、部門は俺と同じPhantomらしい。
掃除屋はほぼほぼ 何も知らなかったから 色んなことを教えた。殺しについてだったり、日常のことであれば 箸の使い方とか 言葉、小学校で習うような勉強だったり色々。
アイツが聞かれたりしたら嫌なことは聞いた。それに触れるようなことはなるべく避けるようにした。
アイツの事は結構好きだった。俺によく子供みたいに引っ付いてきてたり 知らない人と会うと毎回俺の背中に隠れたりして可愛かった。人見知りで 何も知らない子供みたいで。
まあコイツ年齢で言うと一応もう成人してるんだけどね。可愛いやつは可愛いから
それから 出会って5年くらいか。……アイツが中位まで上がって、俺がもうすぐ最高位になる頃くらいにとある依頼が来た。名指しで 俺に。
掃除屋にも名指しで来ていたらしく、内容は……チラ見した。
『上位傭兵の暗殺』
指定場所は____俺の依頼で向かう場所と同じだった。
何より あの職員には何故か逆恨みされてるようだったし……
あぁ こいつに殺されるのか、俺
「受けるのか?」
「……あぁ。勿論」
「…そうか」
答えはまあ……そうだよな。………最期は俺が置いていく側になるなんてな、
あの後別れた後 呪いが書いてある煙草を吸っていた。昔に 掃除屋に貰ったもの。
それを吸っている時に あいつが来た。準備時間とかちゃんととるタイプだし、依頼に行く前の挨拶ってとこだろう。
……渡すチャンスは今しかないかな。
「あ、そうだ、これあげるよ。掃除屋」
「……煙草…『呪い 』か。」
「ああ。お前が無事 帰ってこれるように な」
「……ありがとう。」
「おう。そんじゃ、俺も依頼あるから。またな」
「……ああ エス。またな。」
……俺はお前を殺せないから。
だから お前は生きてくれよ、掃除屋
「来たか。待ってたよ相棒」
「……は?」
「…その依頼、ターゲットのいる場所。…どういうことかはお前なら分かるだろ、掃除屋」
「……どういうことだ」
「お前のターゲットは俺って事だよ。」
「は……ッなんで!!
……あんたは、 わかってたのか?」
「……まあな。」
「………………なんで ……」
お前は死ぬ事を受け入れているんだ?
「…人は皆いずれ死ぬ。それが俺のは今日で、お前の手で死ぬってだけさ。これが俺の運命って事だ。それなら受け入れる他ないだろ
お前は大事な相棒なんだから
大事な後輩なんだから。」
「お前に全部譲るよ。掃除屋」
「………………………………」
「……お前がそこまで言うのなら
俺はお前を、今日、ここで、
殺す」
……こいつはやっぱり 最高位になる素質がある男だ。依頼ならば バディだろうと誰だろうと殺せる。…あんたに全部押し付けて、ごめんな。俺の代わりに、覚悟を決めてくれて ありがとう。
いつか 貴方に幸せが訪れますように
貴方の迎える結末が どうか 幸せなものでありますように
「……ありがとな、掃除屋」
加入直後にバディを組んだ。相手は上位傭兵の男。推薦ではない。偶然会って誘われてそれに乗っただけ。
名前はクェイスレイヤー、部門はPhantomだった。
ソイツは全てを教えてくれた。殺しについてだったり、とにかく何もかも。
俺が聞かれたりしたら嫌なことは聞いてきた。それに触れるようなことはなるべく避けてくれた。
良い奴だった。笑わない俺に根気強く話しかけて、変な事を言ったりして。依頼の時は真面目だった。アイツの暗いところは……あの時くらいしか ほぼ見たことがなかった。
出会ってから大体5年くらい経った頃…俺が中位まで上がって、アイツがもうすぐ最高位になるくらい だったか。とある依頼が来た。名指しで 俺だけに。
「受けるのか?」
「……あぁ。勿論」
「…そうか」
あまりハッキリとは覚えてはいないが、悲しそうな表情をしていた気がする。あの後別れて また依頼に向かう前に挨拶でもしようかとアイツのところへ行った時、呪いが書いてある煙草を吸っていた。昔に 俺があげたものだった
「あ、そうだ、これあげるよ。掃除屋」
「……煙草…『呪い 』か。」
「ああ。お前が無事 帰ってこれるように な」
「……ありがとう。」
「おう。そんじゃ、俺も依頼あるから。またな」
「……ああ エス。またな。」
この後は至って普通だった。ただ1つだけ 異常があった
依頼内容は『上位傭兵の暗殺』
相手は
エスだった。
「来たか。待ってたよ相棒」
「……は?」
「…その依頼、ターゲットのいる場所。…どういうことかはお前なら分かるだろ、掃除屋」
「……どういうことだ」
「お前のターゲットは俺って事だよ。」
「は……ッなんで!!
……あんたは、 わかってたのか?」
「……まあな。」
「………………なんで ……」
お前は死ぬ事を受け入れているんだ?
「…人は皆いずれ死ぬ。それが俺のは今日で、お前の手で死ぬってだけさ。これが俺の運命って事だ。それなら受け入れる他ないだろ
お前は大事な相棒なんだから
大事な後輩なんだから。」
「お前に全部譲るよ。掃除屋」
「………………………………」
数分くらいだろうか もっと長かったかもしれない
長い長い思考の末行き着いたのは
「……お前がそこまで言うのなら
俺はお前を、今日、ここで、
殺す」
逃げたところで待っているのは死だったし、エスは、もう覚悟を決めている。それなら俺に出来るのは、これしかなかった。
ああ、ありがとう。あの時俺を見つけてくれて
ありがとう。ここまで育ててくれて
……ありがとう
どうか 安らかに。
いつか 貴方に幸せが訪れますように
「…………ありがとう。エス
……さようなら。」
名前は掃除屋、部門は俺と同じPhantomらしい。
掃除屋はほぼほぼ 何も知らなかったから 色んなことを教えた。殺しについてだったり、日常のことであれば 箸の使い方とか 言葉、小学校で習うような勉強だったり色々。
アイツが聞かれたりしたら嫌なことは聞いた。それに触れるようなことはなるべく避けるようにした。
アイツの事は結構好きだった。俺によく子供みたいに引っ付いてきてたり 知らない人と会うと毎回俺の背中に隠れたりして可愛かった。人見知りで 何も知らない子供みたいで。
まあコイツ年齢で言うと一応もう成人してるんだけどね。可愛いやつは可愛いから
それから 出会って5年くらいか。……アイツが中位まで上がって、俺がもうすぐ最高位になる頃くらいにとある依頼が来た。名指しで 俺に。
掃除屋にも名指しで来ていたらしく、内容は……チラ見した。
『上位傭兵の暗殺』
指定場所は____俺の依頼で向かう場所と同じだった。
何より あの職員には何故か逆恨みされてるようだったし……
あぁ こいつに殺されるのか、俺
「受けるのか?」
「……あぁ。勿論」
「…そうか」
答えはまあ……そうだよな。………最期は俺が置いていく側になるなんてな、
あの後別れた後 呪いが書いてある煙草を吸っていた。昔に 掃除屋に貰ったもの。
それを吸っている時に あいつが来た。準備時間とかちゃんととるタイプだし、依頼に行く前の挨拶ってとこだろう。
……渡すチャンスは今しかないかな。
「あ、そうだ、これあげるよ。掃除屋」
「……煙草…『
「ああ。お前が無事 帰ってこれるように な」
「……ありがとう。」
「おう。そんじゃ、俺も依頼あるから。またな」
「……ああ エス。またな。」
……俺はお前を殺せないから。
だから お前は生きてくれよ、掃除屋
「来たか。待ってたよ相棒」
「……は?」
「…その依頼、ターゲットのいる場所。…どういうことかはお前なら分かるだろ、掃除屋」
「……どういうことだ」
「お前のターゲットは俺って事だよ。」
「は……ッなんで!!
……あんたは、 わかってたのか?」
「……まあな。」
「………………なんで ……」
お前は死ぬ事を受け入れているんだ?
「…人は皆いずれ死ぬ。それが俺のは今日で、お前の手で死ぬってだけさ。これが俺の運命って事だ。それなら受け入れる他ないだろ
お前は大事な相棒なんだから
大事な後輩なんだから。」
「お前に全部譲るよ。掃除屋」
「………………………………」
「……お前がそこまで言うのなら
俺はお前を、今日、ここで、
殺す」
……こいつはやっぱり 最高位になる素質がある男だ。依頼ならば バディだろうと誰だろうと殺せる。…あんたに全部押し付けて、ごめんな。俺の代わりに、覚悟を決めてくれて ありがとう。
いつか 貴方に幸せが訪れますように
貴方の迎える結末が どうか 幸せなものでありますように
「……ありがとな、掃除屋」
side:掃除屋
加入直後にバディを組んだ。相手は上位傭兵の男。推薦ではない。偶然会って誘われてそれに乗っただけ。
名前はクェイスレイヤー、部門はPhantomだった。
ソイツは全てを教えてくれた。殺しについてだったり、とにかく何もかも。
俺が聞かれたりしたら嫌なことは聞いてきた。それに触れるようなことはなるべく避けてくれた。
良い奴だった。笑わない俺に根気強く話しかけて、変な事を言ったりして。依頼の時は真面目だった。アイツの暗いところは……あの時くらいしか ほぼ見たことがなかった。
出会ってから大体5年くらい経った頃…俺が中位まで上がって、アイツがもうすぐ最高位になるくらい だったか。とある依頼が来た。名指しで 俺だけに。
「受けるのか?」
「……あぁ。勿論」
「…そうか」
あまりハッキリとは覚えてはいないが、悲しそうな表情をしていた気がする。あの後別れて また依頼に向かう前に挨拶でもしようかとアイツのところへ行った時、呪いが書いてある煙草を吸っていた。昔に 俺があげたものだった
「あ、そうだ、これあげるよ。掃除屋」
「……煙草…『
「ああ。お前が無事 帰ってこれるように な」
「……ありがとう。」
「おう。そんじゃ、俺も依頼あるから。またな」
「……ああ エス。またな。」
この後は至って普通だった。ただ1つだけ 異常があった
依頼内容は『上位傭兵の暗殺』
相手は
エスだった。
「来たか。待ってたよ相棒」
「……は?」
「…その依頼、ターゲットのいる場所。…どういうことかはお前なら分かるだろ、掃除屋」
「……どういうことだ」
「お前のターゲットは俺って事だよ。」
「は……ッなんで!!
……あんたは、 わかってたのか?」
「……まあな。」
「………………なんで ……」
お前は死ぬ事を受け入れているんだ?
「…人は皆いずれ死ぬ。それが俺のは今日で、お前の手で死ぬってだけさ。これが俺の運命って事だ。それなら受け入れる他ないだろ
お前は大事な相棒なんだから
大事な後輩なんだから。」
「お前に全部譲るよ。掃除屋」
「………………………………」
数分くらいだろうか もっと長かったかもしれない
長い長い思考の末行き着いたのは
「……お前がそこまで言うのなら
俺はお前を、今日、ここで、
殺す」
逃げたところで待っているのは死だったし、エスは、もう覚悟を決めている。それなら俺に出来るのは、これしかなかった。
ああ、ありがとう。あの時俺を見つけてくれて
ありがとう。ここまで育ててくれて
……ありがとう
どうか 安らかに。
いつか 貴方に幸せが訪れますように
「…………ありがとう。エス
……さようなら。」