Epilogue03_そして、己の末路は

ENo.47.ナポレオナス / 作成:2026/09/03 21:05 / 更新:2026/09/05 17:11
私が未練を果たし、体感で数日経った頃。
改めて"精霊皇"殿に声を掛けられた。

理由は、勿論――"審査"の結果。
即ち、私に対する今後の処遇について、だ。


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精霊皇
〚結論から言えば――〛

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精霊皇
貴方には、再び異界へ赴いて頂く事に、なりそうです


『精霊隠し』――何らかによって<異世界>に転移し、戻って来た処を精霊郷に保護された者達。
彼らに与えられる選択肢は、基本的に2つ、だという。
1つ、<異世界>や精霊郷に纏わる汎ゆる全てを忘却して、何事も無かった様に、嘗ての生家と縁に戻るか。
1つ、嘗ての生家と縁を全て棄てて、『精霊育ち』【所謂チェンジリングに該当】として精霊郷で生きるか。

後者の場合、俗に言う世情調査みたいな感じで<異世界>探索の戦力として扱われる場合も有る、のだとか。

今回の、私の場合だと――躰は既に朽ち、魂だけの状態で戻って来たのが扱いに困るらしい。
<異世界>での事とはいえ輪廻回帰を断って戻って来た為、此方での輪廻回帰が上手くいかない可能性が高い、と判断されたとか。
また、現世を見守る時間もソレナリに長かった――即ち、魂だけの状態で精霊郷に長く居着いた影響か、私自身が3~4割位精霊寄りに変質・・・・・・・しかけているのも理由だった。



結果。
私は此れまでの記憶を手放す事無く、また何処かの<異世界>に赴くのが色々な意味で安全だろう、という審査結果となった。

其の結果を聞いた時。
逸る心に顔面が緩みそうになったのを極力堪えられたのは、我ながら良く耐えた方だと、思う。