Epilogue04_往く末、これからの話を

ENo.47.ナポレオナス / 作成:2026/09/05 18:01 / 更新:2026/09/05 18:03
――そして、今。


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*ざざーん……* *ざざーん……*


私は、何処かの<異世界>の海上に居た。


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ナポレオナス(魂のすがた)
。o(よもや、此の状態のまま、とは……)


不思議な死後の世界では、何らかの方法で"器"に宿り直さないと蘇生として扱われない云々と言われていた、が。
私の出身世界―少なくとも、祖国ヒルデブラント―には、そんな都合の良い手段は存在しなかった。
其の為、自分が宿る新しい"器"も自分で調達する必要が有る、という話で。

結果。
私は、魂のままの状態で<異世界>に赴かざるを得ない、という現状なのである。


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ナポレオナス(魂のすがた)
。o(幸い、精霊寄りに変質している・・・・・・・・・・・故に、所謂退魔や浄化の類【神聖系とか亡者退散とか】は効かない、そうだが……)
。o(其れでも、心配は心配だな……;)


術力【別称:魔力 等】による実体化が安定すれば、人間種に近い形に成って紛れ込めるだろう、けれど。
此の姿では、下手な事をすれば魔物扱いで討伐されかねないだろう。
其の覚悟で現世に戻って来たのは事実だが、状況が変わった今は御免被りたいのである。


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ナポレオナス(魂のすがた)
。o(…………嘆いても、仕方が無い、か)

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ナポレオナス(魂のすがた)
。o(要するに、此の姿でも善行を積んでいけば討伐はされないだろうからな!)


そういう問題ですかね????(ナレーションは訝しんだ


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ナポレオナス(魂のすがた)
。o(そうと決まれば)
。o(頑張って善行を積んでいくぞ!!!!) *ふんす* *えいえいおー*


そういう問題なんですかね????????(ナレーションはツッコミを抑えきれない


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ナポレオナス(魂のすがた)
。o(……おっと。そうこうしている内に)
。o(彼処は……島国、か?)


見えてきた陸地は、小さな島だったが、開拓され、栄えている様な雰囲気が感じられた。
暫くは、彼処で色々と情報収集や善行積みを頑張らねばな!







* * * * *







いっぽうそのころ、精霊郷。


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精霊皇
〚…………〛
〚参りましたね……〛


溜息をつく皇の前には、例の大鏡。


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精霊皇
〚時間差、とはいえ……誰が予測出来ただろうか〛

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精霊皇
彼の縁者が、彼とは別の理由で異界に飛ばされる……など〛


ナポレオナスが<異世界>に赴いた後の事。
彼の"和睦の賢帝"――異母弟セオドールが、南方辺境伯の家ダルガイラスの実家を発ち、己の実母のルーツを探る一人旅に出た事。
其の旅の果て、真相を知ると同時に"天上族"【神族や天使 等の総称】の実在と実態、其の片鱗に触れた事。
そして――他ならぬ"天上族"に存在を全否定され、断罪の名の元に<異世界>へ追放された事。

元・主君の不自然な消息断絶を怪しんだ護衛騎士ダルガイラスが、旅の痕跡を追った事。
其の果てに単身で辿り着き、真相を知った彼は"天上族"に対し宣戦布告を叩きつけ、故に異母弟と同様に<異世界>へ追放された事。

またしても。
またしても、ナポレオナス自身は――何も、知らないままで居る。


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精霊皇
〚…………〛

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精霊皇
〚せめて。せめて、再会するとして〛
〚其れが、平穏なものである事、祈るしか無い……か〛


希わくは。
巡り巡って、大陸此の世界の平穏を乱す災禍呪詛と成って戻らない事を――




- おしまい……? -

改めまして、AfterEndお疲れ様でした!
【当方の鎧奴は魂の状態で何処かに出す予定ですので、縁が合ったら夜露詩句ね🤗】