東雲青葉

ENo.6.東雲渚 / 作成:2026/08/25 11:00 / 更新:2026/08/25 11:00
昨日、初めて会ったばかりのスマリさんに変なことを言いそうになった。
なんも知らない相手に、きょうだいはもう死んでるかもしれないなんて、そんな話をしたところで困らせるに決まってる。
馬鹿だよなぁ、俺。

アイツがいなくなってから三年、ずっとアイツのことを探してきた。そのくせが染み付いてるのか、ここに来ても生前を思い出す場所にいるとアイツのことを探してしまう。ここにはいない事も、いて欲しいくないって思ってることもわかってるってのに。
でも、俺が死んだ光────もし、アイツがまだ生きててあの世界でも俺みたいに彷徨っていたとしたら?

ここにいないってだけで、死んでるのには変わりがないんじゃないか?

なんて思ってしまう。
当時五歳、生き残れてたとしても八歳。
あの戦争が溢れていた世界で、たった一人でそう易々と生き残れる年齢じゃないことは明白なんだ。

それでも、って思うのは上として、アイツに命を貰った者として当たり前のことで、何も間違っては無いって信じたい。

あおば、青葉…………………………会いたいよ、青葉。