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ENo.44.ノクリ / 作成:2026/08/27 01:24 / 更新:2026/08/27 01:24
当時は中学生だったけれど。
昼間は家から出してもらえなくて、学校には通えなかった。
その代わり、家の中にある本を好きに読んでいいと言われていたから。
それが勉強の代わりだった。
幸い、本が多くある家だったから。色んな知識を身に着けることが出来たと思う。


夜には。
夜には、毎日注射を打たれた。
言うことをよく聞くように。悪魔の子には必要なことだって。
注射を打たれた後は、いつも頭の中がぐるぐるして気持ちが悪かった。

それから、夕飯の代わりに。
毎日いきものの血を飲むこと。
おまえは悪魔の子だから、夜にはそれだけを口にしろと言われた。

飲まない日には、強く責められたし。
無理矢理飲まされる日もあった。
それは、自分の傷を舐めさせるものだったり。
動物の血を持ってこられたことだって。

見知らぬ人を傷付けさせられたこともあった。

もちろん、血なんか受け付けるわけもなくて。
いつも、吐き出してしまっていたから。
朝昼に取った食事と一緒に、全部流れ出てしまっていた。


体にはいくつも十字の傷が入れられた。
刻みつけるように。お前は悪魔なのだと。

そうしなければ、生きていけないように。
だから、それが今でも。