■を
ある日、身体をおじさんに押さえつけられた。
ろくに栄養も摂れていない体は、それに抗えずに。
おばさんはビニール手袋をして、逆さにおれの顔を覗き込んだ。
「悪魔の子」
「あんたが救われるには、両の目があってはいけないの」
「神がそう言っているのよ」
冷たい声、冷たい眼差しがそう言って。
泣きながら力なく暴れるおれを、強い力で抑え込んで。
おばさんは、おれの、左目に、指を──
強い痛みに泣きながらあえぐおれに、雑な処理をして。
しばらくの間、赤に染まる眼帯が空洞を覆っていた。
ろくに栄養も摂れていない体は、それに抗えずに。
おばさんはビニール手袋をして、逆さにおれの顔を覗き込んだ。
「悪魔の子」
「あんたが救われるには、両の目があってはいけないの」
「神がそう言っているのよ」
冷たい声、冷たい眼差しがそう言って。
泣きながら力なく暴れるおれを、強い力で抑え込んで。
おばさんは、おれの、左目に、指を──
強い痛みに泣きながらあえぐおれに、雑な処理をして。
しばらくの間、赤に染まる眼帯が空洞を覆っていた。