”あの子”の名前は
あわいに来てから七日間。
美しいものを見た。
おぞましいものを見た。
悲しいものを見た。
優しいものを見た。
そこに残された想いや物と共に、鮮やかに蘇ったのは”あの子”の姿で。
あなたを表舞台 に立たせたくなどなかった。
――だって悲しい思いなんてしてほしくなかったから。
だから、あなたを世界から隠した の。
――でもずっとね、ずっと一緒にいたかった。
何故忘れていたのか。きっと世界が私を恨んだからでしょう。
だから私は償わなければいけない。在るべきだった穏やかな世界を壊したのだから。
世界が私を罰さずとも、初めからその覚悟はあったのです。
悔いはある。
時間がなかったとはいえ、”あの子”に何も知らせないまま手を離してしまったこと。
心残りだってある。
”あの子”のこれからを、見守れなくなってしまったこと。約束を守れなかったこと。
…“あの子”を置いて、命を落としてしまったこと。
でも私は行かなくてはいけない。世界に許しを請うために。
――でももしいつか、それが全て清算されたのならば。
「私は、あなたがいる世界へ辿り着けるかしら――ねえ、ニワ」
いつかまた巡り合えるその時まで。
きっと幸せに笑っていてね。私の大事な、妹。
美しいものを見た。
おぞましいものを見た。
悲しいものを見た。
優しいものを見た。
そこに残された想いや物と共に、鮮やかに蘇ったのは”あの子”の姿で。
あなたを
――だって悲しい思いなんてしてほしくなかったから。
だから、あなたを
――でもずっとね、ずっと一緒にいたかった。
何故忘れていたのか。きっと世界が私を恨んだからでしょう。
だから私は償わなければいけない。在るべきだった穏やかな世界を壊したのだから。
世界が私を罰さずとも、初めからその覚悟はあったのです。
悔いはある。
時間がなかったとはいえ、”あの子”に何も知らせないまま手を離してしまったこと。
心残りだってある。
”あの子”のこれからを、見守れなくなってしまったこと。約束を守れなかったこと。
…“あの子”を置いて、命を落としてしまったこと。
でも私は行かなくてはいけない。世界に許しを請うために。
――でももしいつか、それが全て清算されたのならば。
「私は、あなたがいる世界へ辿り着けるかしら――ねえ、ニワ」
いつかまた巡り合えるその時まで。
きっと幸せに笑っていてね。私の大事な、妹。