語るるは騙られり、言葉故

ENo.83.シュガー・シュトーレン / 作成:2026/08/25 08:50 / 更新:2026/08/25 08:50
──遥か遠い遠い、ちょっとだけ昔のお話──


『マホウ』そんなもの、とってもおそろしい!


ㅤ⠀ㅤ⠀『マジュツ』そんなもの、とってもおそろしい!


『マジョ/マホウツカイ』なら、彼らはもっとおそろしい。





──あの森には、恐ろしい『魔女』が住んでいるんですって!
ああ、可愛い子よ。どうか近づかないで

ㅤ⠀ㅤ⠀近づいてしまったら!

取って!たべられてしまうわ!




………ポワッと、火が浮かんでた
………ひゅ〜って、風が吹いていた

────『ごきげんよう』声がしていた



──ごきげんよう、あなたは〜…まいご?
なら、今まできたお道を
ㅤ⠀ㅤ⠀ずうっと、歩いて、戻りなさい


………わたし?


……わたしはね



──ぱちんっ!──
なんと軽快な音!



薫る火は、あかいろでした



ㅤ⠀ㅤ⠀ㅤ⠀『わるぅい、魔女さんよ』






─────「………きれい」





ㅤ⠀ㅤ⠀これは、そんな孤独な世界で



忌み嫌われた『マホウ』と

ㅤ⠀ㅤ⠀ㅤ⠀ㅤ⠀ㅤ⠀ㅤ⠀ㅤ⠀ㅤ⠀『キレイ』だと、言ってくれた


ドラマにはなれない

ㅤ⠀ㅤ⠀ハッピーエンドとは言い難い

ㅤ⠀ㅤ⠀ㅤ⠀ㅤㅤ⠀⠀バットエンドとは程遠い


ㅤ⠀二人で綴られた

……そして、今も続いている───



───Chick-flick