3日目/記憶探し!
いつも通りの汚い字。が、真面目なところは少し綺麗になっている。
昨日はラブミューさんと話してそのまま寝た!
ラブミューさんは私の話を落ち着くまで聞いてくれる優しい人!
その後は広場にある土砂降りの場所に行った!傘がなかったらびちょ濡れ不可避!
そこで「ぱしゃん」って音がして、ミサンガさんがすごいびっくりしてた!
ずっと『怖い』『ここから離れてくれ」って言ってた。どうして?
その後は病院の霊安室に来た!クロくんが素敵なウェルカムボードを飾ってたよ!
クロくんとお話ししてたらクロくんの生前の職業が葬儀屋さんだってことが判明したよ!
クロくんの変身の精度もどんどん上がってきてる!私もお手伝いしたいな……
あとは……ミサンガをクロくんに触らせたら何かが見えたみたい。
「ミゼ」って名前を言ってたけど、誰のことなんだろう?
とりあえずミサンガの声のことを「ミゼ」って呼ぶことにしたよ!クロくんに感謝!
お礼にそっくりに作ったミサンガをあげた!喜んでくれて嬉しい!
霊安室を離れた後はまた雨降りの場所を探検して、刑務所みたいな場所に来たよ!
刑務所で落ち着いてる人の邪魔しちゃったからおにぎり渡した!
食べてるところ見かけたし喜んでもらえたかな?
あとは初日の喋るお肉さんもいて……C.Qさんにも会ったよ!
私の過去の話を聞いてもらった!あったかいハニーミルクをくれたいい人!
今度会ったらお礼したいなあ……
その後は霊安室に戻ってきたんだけど……なんだか大騒ぎ!
クロくんは人間に近い姿になってるわ性別不詳くんは包丁を出すわ
なんかクロくんを捕まえようとしてる人がいるわで……大変!
明日はクロくん海で捕獲しようとしてた人と会うみたいだけど大丈夫かなあ……
あと、なんだかミゼ がクロくんにすっごい反応する。
クロくん、ミゼに『海に行け』って言われたみたいだからついてってみたんだ!
そこでまたミゼを触らせたら……突然海に入って行こうとしたから慌てて止めたよ!
なんだかあの時のクロくん、正気を失ってて怖かった……
「家族の元に帰らないと」って言ってた。どういうこと?クロくんってミゼの知り合い?
なんだか引っかかる。おっきい声出したらクロくん倒れちゃったし明日謝って聞いてみる。
なんとなく、クロくんと私の記憶を取り戻すためには、お互いの協力が必要な気がするの。
『……さん、母さん』
また、夢の中で声が聞こえた。
前よりはっきり聞こえる。これは、あのミサンガと同じ声だ。
今ならわかる。そして……
『母さん……母さん……会いたいよ……』
これは私に向けられた言葉じゃないことがわかってしまった。
何故かって?今日の夢は声だけじゃなくて、しっかりと景色が見えるから。
声の主は少年。どこかの家の床で倒れ込んで泣きながら、うわごとのように呟いている。
私はこの家を知っている。私はこの家によく来ていた。
ああ、なんだかここにはいい思い出がない気がする。
そして、声の主を見てすぐハッとした。
なんだか私に似ている。少し長い黒髪を後ろでまとめている。そして暗く淀んだ黒い目。
間違いない、この子は私の息子だ。湊灯だ。
そう思ったのも束の間。次に飛んできた声に驚く。
「おいミゼ!!起きろ!!そんなんだからお前の母さんは迎えに来ねえんだ!!」
『ひっ、ご、ごめんなさい……ごめんなさい父さん……!!許して……!!』
……湊灯を、「ミゼ』と呼んだ?
それに父さん。ああ、そうだ。ようやく思い出した。
コイツ、「聖那浜 錨 」は……私を殺した人であり、夫だ。
私を殺した上に……散々な目に遭わせてきた人だ。
いや、私どころじゃない!!私の湊灯を酷く虐めてるじゃないか!!
酷い!!どうしてそんなことを!!私の息子になんてことをするんだ!!
それに、どうしてミサンガの名前をお前なんかが!!
叫ぼうとしてもそれは届かず。錨が湊灯の首を絞める。
『ぐ……ぇ……くるし……い……』
「わかったらその汚え口調直せ。従ってたら誕生日プレゼントやるからよ」
『わ、わかっ……わかり、ました……だ、から……はなして、ください……』
「それでいい、お前何もできねえんだからそれぐらいやれよ」
『はあっ……はあっ……は、い……おとう、さま……』
湊灯の服装を見ればどうも妙にフリフリしていてそれを少し嫌がってるようにも見える。
服から少しだけ覗く肌には、真新しい傷が。
これが、親のすること?こんなの被害者が湊灯じゃなかったとしても私は怒る。
私が死んだ時まだ湊灯は赤ちゃんだったのに、
成長してまでこんな目に遭わされ続けるのはあまりにも悍ましい。
失われた記憶の大部分を、最悪な夢で思い出してしまった。
しかし、まだ思い出せない部分やわからない部分もある。
私はどんな風に殺された?湊灯はこの後どうなった?誕生日プレゼントって?
どうしてミサンガのミゼと夢の中の湊灯は同じ名前なの?
それに、なんでここに関係ないはずのクロくんは湊灯を知ってるの?
明日、聞いてみようと思う。
昨日はラブミューさんと話してそのまま寝た!
ラブミューさんは私の話を落ち着くまで聞いてくれる優しい人!
その後は広場にある土砂降りの場所に行った!傘がなかったらびちょ濡れ不可避!
そこで「ぱしゃん」って音がして、ミサンガさんがすごいびっくりしてた!
ずっと『怖い』『ここから離れてくれ」って言ってた。どうして?
その後は病院の霊安室に来た!クロくんが素敵なウェルカムボードを飾ってたよ!
クロくんとお話ししてたらクロくんの生前の職業が葬儀屋さんだってことが判明したよ!
クロくんの変身の精度もどんどん上がってきてる!私もお手伝いしたいな……
あとは……ミサンガをクロくんに触らせたら何かが見えたみたい。
「ミゼ」って名前を言ってたけど、誰のことなんだろう?
とりあえずミサンガの声のことを「ミゼ」って呼ぶことにしたよ!クロくんに感謝!
お礼にそっくりに作ったミサンガをあげた!喜んでくれて嬉しい!
霊安室を離れた後はまた雨降りの場所を探検して、刑務所みたいな場所に来たよ!
刑務所で落ち着いてる人の邪魔しちゃったからおにぎり渡した!
食べてるところ見かけたし喜んでもらえたかな?
あとは初日の喋るお肉さんもいて……C.Qさんにも会ったよ!
私の過去の話を聞いてもらった!あったかいハニーミルクをくれたいい人!
今度会ったらお礼したいなあ……
その後は霊安室に戻ってきたんだけど……なんだか大騒ぎ!
クロくんは人間に近い姿になってるわ性別不詳くんは包丁を出すわ
なんかクロくんを捕まえようとしてる人がいるわで……大変!
明日はクロくん海で捕獲しようとしてた人と会うみたいだけど大丈夫かなあ……
あと、なんだかミゼ がクロくんにすっごい反応する。
クロくん、ミゼに『海に行け』って言われたみたいだからついてってみたんだ!
そこでまたミゼを触らせたら……突然海に入って行こうとしたから慌てて止めたよ!
なんだかあの時のクロくん、正気を失ってて怖かった……
「家族の元に帰らないと」って言ってた。どういうこと?クロくんってミゼの知り合い?
なんだか引っかかる。おっきい声出したらクロくん倒れちゃったし明日謝って聞いてみる。
なんとなく、クロくんと私の記憶を取り戻すためには、お互いの協力が必要な気がするの。
『……さん、母さん』
また、夢の中で声が聞こえた。
前よりはっきり聞こえる。これは、あのミサンガと同じ声だ。
今ならわかる。そして……
『母さん……母さん……会いたいよ……』
これは私に向けられた言葉じゃないことがわかってしまった。
何故かって?今日の夢は声だけじゃなくて、しっかりと景色が見えるから。
声の主は少年。どこかの家の床で倒れ込んで泣きながら、うわごとのように呟いている。
私はこの家を知っている。私はこの家によく来ていた。
ああ、なんだかここにはいい思い出がない気がする。
そして、声の主を見てすぐハッとした。
なんだか私に似ている。少し長い黒髪を後ろでまとめている。そして暗く淀んだ黒い目。
間違いない、この子は私の息子だ。湊灯だ。
そう思ったのも束の間。次に飛んできた声に驚く。
「おいミゼ!!起きろ!!そんなんだからお前の母さんは迎えに来ねえんだ!!」
『ひっ、ご、ごめんなさい……ごめんなさい父さん……!!許して……!!』
……湊灯を、「ミゼ』と呼んだ?
それに父さん。ああ、そうだ。ようやく思い出した。
コイツ、「
私を殺した上に……散々な目に遭わせてきた人だ。
いや、私どころじゃない!!私の湊灯を酷く虐めてるじゃないか!!
酷い!!どうしてそんなことを!!私の息子になんてことをするんだ!!
それに、どうしてミサンガの名前をお前なんかが!!
叫ぼうとしてもそれは届かず。錨が湊灯の首を絞める。
『ぐ……ぇ……くるし……い……』
「わかったらその汚え口調直せ。従ってたら誕生日プレゼントやるからよ」
『わ、わかっ……わかり、ました……だ、から……はなして、ください……』
「それでいい、お前何もできねえんだからそれぐらいやれよ」
『はあっ……はあっ……は、い……おとう、さま……』
湊灯の服装を見ればどうも妙にフリフリしていてそれを少し嫌がってるようにも見える。
服から少しだけ覗く肌には、真新しい傷が。
これが、親のすること?こんなの被害者が湊灯じゃなかったとしても私は怒る。
私が死んだ時まだ湊灯は赤ちゃんだったのに、
成長してまでこんな目に遭わされ続けるのはあまりにも悍ましい。
失われた記憶の大部分を、最悪な夢で思い出してしまった。
しかし、まだ思い出せない部分やわからない部分もある。
私はどんな風に殺された?湊灯はこの後どうなった?誕生日プレゼントって?
どうしてミサンガのミゼと夢の中の湊灯は同じ名前なの?
それに、なんでここに関係ないはずのクロくんは湊灯を知ってるの?
明日、聞いてみようと思う。