ENo.34 ナナシ
名無しの子猫
死因:溺死・大雨の中で増水した川に誤って転落
導きの先
輪廻に還る
年齢:見た目10代頭程
種族・性別:元子猫/雌
身長・体重:144cm/39kg
好きなもの:お肉、甘いもの
苦手なもの:カラス、犬、水
猫のような耳と尻尾を持つ、黒いキャミソールワンピース姿の女の子。
人見知り・怖がりな性格で、初対面の相手には警戒が先に立ちがち。
"あわい"に来た理由はよく覚えておらず、自分が死んだという意識も薄め。
画像:Picrew・よっこら少年少女様にて作成
種族・性別:元子猫/雌
身長・体重:144cm/39kg
好きなもの:お肉、甘いもの
苦手なもの:カラス、犬、水
猫のような耳と尻尾を持つ、黒いキャミソールワンピース姿の女の子。
人見知り・怖がりな性格で、初対面の相手には警戒が先に立ちがち。
"あわい"に来た理由はよく覚えておらず、自分が死んだという意識も薄め。
それはある雨の酷い日の事
生きていた頃は小さな子猫だった。気が付いた時には親も兄弟もいなかった。
小学生程の子供達に「名無しちゃん」と呼ばれて可愛がられ、お菓子や餌を貰いながらその日その日を生きていた。
ある雨の酷い日、ずぶ濡れになりながら雨を凌げる場所を探していた時。
橋を渡っていた時に、ほんの僅かな注意不足で、雨と風に煽られて橋から落ちてしまった。
大雨で増水した川に飲み込まれ――気が付いた時には、今の姿で"あわい"に居たのである。
小学生程の子供達に「名無しちゃん」と呼ばれて可愛がられ、お菓子や餌を貰いながらその日その日を生きていた。
ある雨の酷い日、ずぶ濡れになりながら雨を凌げる場所を探していた時。
橋を渡っていた時に、ほんの僅かな注意不足で、雨と風に煽られて橋から落ちてしまった。
大雨で増水した川に飲み込まれ――気が付いた時には、今の姿で"あわい"に居たのである。
画像:Picrew・よっこら少年少女様にて作成
日記
最近の発言
もっと見る「――うん。世のなかがやさしくないのは、「まえ」で、もう分かってるつもり。」
決して長くない以前の生と、その最期から、それだけは痛感している子猫。
だが、それでも次へ歩く勇気は持てている。
「…きっと、またあえるって、おもってるから。見ためも、なまえも、ちがってても。
だからね、さよならは言わない。
――いつかのどこかで、またあおうね、デア。」
青い空を掴もうとするように、伸ばした手を握り締める。
後は、時が来るまでを、隣にいる少女と一緒に過ごし続けるばかりだろうか。
「それだと、たしかにたすかるね。
あとは…あんないする人とか、こっちいけばいいよってかんばんがあったりとか。」
ちら、と手を繋ぐ少女の顔を見てから、また青空に視線を戻す。
「……どうなるかわかんないから、いまのうちに、ね。
ありがと、デア。もしデアとあわなかったら、ナナシ、きっとよくないえらび方をしてたとおもう。
なにもわかんないまま、てきとうにえらんじゃうか、まえのことをおもい出して、えらべないままおわってた。
そうならなかったのは、デアのおかげ。
ほんとに……ほんとに、ありがと。きっと、わすれないから。」
「……うれしい。ありがと、デア。
とってもはれてて、よくみえるね、そら。すごくすごく、たかくみえる。」
空いている手を、青い空へと向ける。
「……じかんがきたら、どうなるんだろね。
いきなりぱっときえるのは…とつぜんすぎるから、できればやめてほしい。」
時間が来た時に起こる事への、少しばかりの不安。